今日は、ピアノの音の出る仕組みの中でも、「全ての問題を解決させるたった一つの方法」を実践する上で、「気付いて頭のどこがで意識しておくと便利なこと」をお伝えします。
🔴ピアノはとてもシンプルな楽器!
ピアノは、音楽表現のための、ひとつの「道具」です。
その道具を前にして、仕組みについてあまり考えないで、指をどう使うか、手をどう使うか、腕をどうするか、筋肉をどうするか、体をどうするか、足をどうするか、呼吸をどうするか、あれこれと試行錯誤していることがとても多い気がします。
それはちょうど、ボタンを押したら作動する道具に対して、ボタンを押す指の使い方をああでもないこうでもないと考えあぐねているようなことに近いかもしれません😅
そもそもピアノは、鍵盤を下げることにより、ハンマーが弦を打って音が鳴る という、とてもシンプルな楽器です。
ピアノの音の出る仕組みを考えれば、どのように弾けばよいかということは、おのずと分かるはずなのです。
どんな道具にも、合理的に使う方法があるように、ピアノにも「合理的な使い方」があります。
ピアノの弾き方とは、本来、とても自然でシンプルなこと。
世界的なピアニストは皆、意識的か無意識的かは別にしても、それを感覚的に知っているのかもしれません。
🔴ピアノは打楽器!?
ピアノは、「鍵盤楽器」に分類されますが、「打弦鍵盤楽器」と呼ばれたりもします。
文字通り、「鍵盤」を使って間接的に「弦」をハンマーで「打ち」、音を鳴らすからです。
音は、物体を振動させることによって発生します。
打楽器は、バチ、或いは手などで打って、木や皮や金属を震わせて響かせます。
ピアノも、ハンマーで弦を打って、弦を震わせて響かせます。
ピアノの音を鳴らすということは、鍵盤を介してはいるものの、弦を「打って」響かせることですから、音の出る根本的な仕組みは打楽器と同じなのです。